【こんな時どうする?】意外と知らない年賀状の返信マナー
美文字、手書き、12月、といえば…『年賀状』!!
ちゃんと出す相手をリストアップしていたつもりだったのに、前年が喪中だった為に出すのを控えた相手だったり、最近知り合った方だったり、出していない方から年賀状が届いて焦ったこと、きっとだれにでもありますよね。
今回は、そんな「出していない相手から年賀状が届いた」時の最善対処法とマナーについて、また、諸事情により「1月7日までに年賀状が届けられない場合」のマナーについて、ご紹介します。
目次
出していない相手から年賀状が届いた場合のマナー
出していない人から年賀状が届いた時、思わず焦ってしまうと思いますが、そんな場合にすることはただ一つ、とにかく出来るだけ早めに返事することです。
しかし、年賀状が届いたことに対しメールで連絡をするはマナー違反といえます。はがきで届いた挨拶状には、やはりはがきでお返ししましょう。
また、返礼する年賀状に記載する日付に関しては、あなたが年賀状を元旦の日に出せるようなら、日付は元旦のままで問題ありません。
ただし、投函するのが1月2日以降になってしまう場合は、【元日】【元旦】の字はその日の日付に直します。
年賀状をプリントする際に、あらかじめ数枚日付を抜いたものを用意しておくのも良いですね◎
重要
1月1日を過ぎたら【元日】【元旦】という文字は使わない
返事が遅れたお詫びを書き添えるか問題。
これについては、少し頭を悩ませるところです。
一般的には、年賀状にネガティブな事を書くのはあまり良しとされていません。返信する文面に年賀状を頂いたお礼と遅れてしまった事のお詫びを書き添えると「あ、こちらが年賀状を出したから慌てて返事を出したんだな」と一発で分かってしまうというマイナス面があるからです。
特に気をつけておきたいのは、目上の方に年賀状へのお礼と遅れたお詫びを書いてしまうのはタブーとされていること。目上の方に年賀状で返信する場合は、普段通りの文面で出来るだけ三が日以内に年賀状を送るように心掛けましょう。
もし、事情により三が日以内に年賀状の返信が難しい場合は、「年末の慌ただしさ」や「帰省などの理由」で、あくまでもすべての年賀状送付が遅れたというイメージで、寒中見舞いを送った方が良いかもしれません。
三が日を基準に考えよう
▼三が日以内に返信できる場合
普段通りの文面で、日付だけ注意する
▼三が日を過ぎて返信する場合
寒中見舞いまで待って、文面にお礼とお詫びを書き添える
1月5日(小寒)に寒中見舞いを出せば、最短の1月7日に相手に届きます。やはり、出来るだけ早く寒中見舞いが相手に届いた方が好ましいでしょう。ここで年賀状を頂いたお礼と遅れてしまった事のお詫びをきっちりと書き添えて下さい。年賀状が遅れた理由を記す場合は、言い訳にならないようにスマートにまとめるように心がけましょう。
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オンライン硬筆のレッツオーでは、先週のお稽古で年賀状作りをしました。⠀
年賀状納めという言葉ができ、年賀状 は書いても書かなくても良い時代へ...それでも私は年賀状を書きたいなぁと思います。さぁ書くぞーって時に、億劫な気持ちになることなく筆をとれる、「書き慣れ」と「和の心」を令和に残して行けたらいいなと思います。