自分で決めれる子どもに【自己決定力】でやる気と幸福感UP♪
日本は豊かな国ですが幸福度が低いという話を聞いたことがありませんか?
実は幸福度には自分で物事を決めれるという自己決定の回数が関係しているらしいのです。今回は【自己決定力】を高めて子どものやる気と幸福度をUPさせるというお話をしてみたいと思います。
目次
2歳で2択 4歳で4択
幼い子どもが今まさに出かけようとしている時にぐずってしまった場合、「赤の靴にする?白の靴にする?」と選ばせるとすんなりお出かけ出来るといったことがあります。
外食の際何が食べたい?と聞かれてなんでもいいよと答えたとしても、入ったお店で「何でもいいって言ってたから好物のハンバーグ注文しといたよ」と言われたら、どんな気持ちになるでしょう。大人も子どもも目の前の物事を選択したいという欲求のようなものが備わっているのです。
日本ではこの決定するという機会が他の国よりも少なく、それが幸福度が低いとされる要因のひとつであると考えられています。子どもは2歳頃から「りんごにする?みかんにする?」といった簡単な2択を決定出来るようになり、4歳では4択から決定できるようになるそうです。
何のオモチャで遊ぶか、どの洋服を着るかといった日常のちょっとした決定の積み重ねが自己決定力を養っていき、自分で決めるという喜びが幸福に繋がっていくということですね。
自分で決めるとやる気UP
ある実験で、課題を与えられた人々を二つのグループに分けて一つは課題の進め方や時間配分まで指示し、もう片方には課題の進め方を自分で決めさせました。
自分で決めて課題をに取り組んだグループのほうがやる気が出たという結果になりました。ただ、これを小学生ぐらいの子どもに適用しようとしても、すべて自分で決めて宿題や学習をするのは難しく、単に放置しているだけになってしまうのが現実でしょう。
宿題のタイミングや大枠は大人が決めるとしても、その中でも子どもに自分で決めて行っているという感覚を持たせることが大切です。また、子どもの選択には口出しせずに考えを尊重することも大事です。
算数ドリルと漢字帳、どっちからやる?など、順番を子どもに決めてもらうのはどうでしょう?
「宿題をやる」という決まり事の中でも、子どもの意思を尊重できるね!
オンライン硬筆の授業で小さなことからコツコツと
今回は自己決定力を養ってやる気と幸福感をUPするというお話をしてみました。
決めると言っても本当にこんな小さなことで?と思われるかも知れませんが、いきなり大きな選択を子どもに託すのはむしろ不安ではないでしょうか。
子どもが小さなうちは選択肢を大人が前もって絞り込んだり、例えば今日着ていく服を選ぶのであれば「昨日より寒いらしいよ」とヒントのようなものを与えてもいいでしょう。そうやって大人も子どもに決定させる際になるべく口出ししないようにという加減を学んでいくのですね。
オンライン硬筆の授業では課題の文字は決まっていますが時間内に〇回書かなきゃいけない!といった決まりはなく子ども本人に任せています。その他にも褒め主体の指導等子どもがイキイキと受講できる工夫がいっぱい。気になった方はお気軽にお問い合わせくださいね。