幼児の字の練習 手書きで練習することで得られるメリット8

タブレットやタッチペンでひらがなの練習や書き順のおさらいをする学習方法が増えてきています。令和の子どもたちは従来の字の練習方法【手書き】を卒業し、新しい学習方法に移行した方がよいのでしょうか?今回は、幼児が手書きで文字の練習をすることで得られる多くのメリットをご紹介します。

目次

1.手先の器用さの向上

手書きは、鉛筆やペンを持つことから始まり、細かな線を引くことが求められるため、手指の細かい動きを鍛えることができます。

2.認知能力の発達

文字を書く際には、視覚と運動の連携が必要となるため、脳の発達に良い影響を与えます。特に、文字の形を覚えることや書く順序を理解することが、記憶力や認識力の向上につながります。

3.集中力の向上

手書きで文字を書くことは集中力を必要とする作業です。幼児期にこのような活動を行うことで、集中力を養うことができます。

4.自己表現の方法を学ぶ

自分の名前や簡単な言葉を書くことで、自分の意見や気持ちを表現する方法を学びます。次は〇〇を書いて、とか、書いた字を続けて読んでみて、などのやりとりは、コミュニケーション能力の発達にもつながります。お手紙やメッセージカードが書けるようになると、もっと幅が広がりますね。

5.達成感の獲得

文字を書くことができるようになると、子どもは大きな達成感を感じます。「ぼくは字が書けるようになったぞー!」と自己肯定感を高める一助となります。

6.学習の基礎を築く

小学校に入学するとまず最初に触れる文房具は、えんぴつですよね。字を書く練習は、後の読書や文章を書く力の基礎となります。早期に文字を書くことに慣れることで、学習に対するハードルを下げ、机にむかう基盤を築くことができます。

7.視覚認識と空間認識の向上

文字を書く際には、適切な大きさやバランスを保つことが求められます。
「ここにはすき間がいる(いらない)」
「ここはくっつけないといけない(離さないといけない)」
「この線の上は突き出さないといけない(突き出してはいけない)」
「線の長さや止め払いをよく見る」
など、みて理解しながら手を動かすことで視覚的な認識力や空間認識能力が発達します。

8.感情やストレスの発散

手書きで文字を書くことは、リラックスやストレス発散の手段としても機能します。力を入れて強い線を書いたり、弱い力で薄い線を引いたり。また繰り返しの運動は、落ち着きを取り戻す助けとなります。

タブレットやタッチペンも学習もとても楽しそうですが、幼児が手書きで文字の練習をすることは、全体的な発達においてメリットが多いと感じました。オンライン硬筆なら、おけいこは同年代のお友達といっしょ。優しい先生と一文字ずつ楽しんで学ぶことができますよ。

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