小学生の内に身に着けたい【学習習慣】脳のルールに逆らわないのがコツ♪
ただいまー!(ランドセルを玄関に置いて)いってきまーす!
遊びに行くの?宿題は?
今日は帰ってからー!
学校が終わってから近所の友達と遊んでへとへとになって帰って来て、ごはんにお風呂、観たいテレビもあってと子どもと言えど小学生の日常は忙しいですよね。そんな中で宿題や毎日の学習も家庭の中で取り組もうと思うとなかなか大変。
今回は頑張らなくても机に向かえるようになるように、脳のルールに従って学習習慣を身に着けるというお話をしてみたいと思います。
目次
脳のルール①新しいことは少しずつ
実は脳は新しいことが苦手。脳の一番の目的は生きていくこと、つまり生存本能が一番強いので現状維持を好み、急激な変化を嫌います。
また、新しいことをするのは脳のエネルギーを大きく消費してしまうのでそれを避ける機能が備わっているのだそう。これを現状維持バイアスと言います。「今日からしっかり勉強するぞ!」と決めて机の前に座っても、眠くなったり急に部屋の片づけがしたくなったりしてしまったことありませんか?
これは脳にとってはハードルが高すぎてしまうからなんですね。なのではじめは本当に3分、5分、もっと言ってしまえば30秒でもいいです。決まった時間・タイミングで机の前に座って学習するという習慣のスタートラインに立つことが重要です。
30秒では何も出来ませんが、まずはそのくらいの気持ちで座る、ということを毎日繰り返します。するとだんだん脳は毎日机に向かって座って学習するということが新しいことではなく、昨日と同じ、いつものことだと認識してくれるようになります。
一日の行動の約45%、半分ぐらいは習慣でできてるんだって!
脳のルール②習慣化されるまではちょっと長い
習慣化されるまでの期間
行動習慣・・・約1か月 学習・読書・片付けなど
身体習慣・・・約3か月 ダイエット・早起き・筋トレなど
思考習慣・・・約6か月 論理的思考・微分思考など
もちろん個人差はありますが勉強するぞ!えいや!と思わなくても机の前に座って勉強できるようになるまでには少なくとも1か月はかかるようです。
イヤイヤやってる子どもを1か月も机の前に座らせるのはなかなか大変。事前に何のためにやっているのか、と短期的な目標だけでも立てておいて子ども本人の動機付けも出来ていれば尚いいですね。
習慣化されるまでは机に座るだけでも褒め、気が乗らない時も励まし、なんとか親子で乗り切りましょう。
脳のルール③すでに習慣になっていることに、くっつける
ゲームやYouTubeなど子どもの関心が高いことであれば、子どもは親から言われなくても自主的に行動しますよね。しかし、生活習慣や勉強関連は、できればやりたくない領域であることも多いだけに、なかなかそうはいきません。
例えば、おもちゃを片付ける習慣を作りたい場合は、おもちゃを出して遊ぶ習慣にくっつけて、片付けるところまでを遊びの一部にしてしまいます。遊ぶことは楽しいこと、片付けることは仕方なくやること、と分けてしまっていては習慣になりません。
片付けダッシュ競争!とかいいかも?
ママが洗濯物畳むのとどっちが早いか!とかね♪
オンライン硬筆の授業でリアルタイムに脳を刺激!
今回は学習を習慣化するために脳のルールを知るというお話してみました。
習慣化されるまでは時間がかかるのですが、この手法は学習以外の習慣化にも使えるのでコツを押さえておくと普段の生活習慣の改善にも役立てることが出来そうですね。
学習習慣がついても一人で黙々と勉強するのは集中力が大人よりも短い小学生には大変なこと。オンライン硬筆の授業ではリアルタイムで先生とやり取りしながら学べるので、家庭学習の一環として取り入れてみるのもおすすめです。