【優先順位】がつけられない?先にやることを決めれる子どもになるためには?
もう寝ようという時間になって「宿題がひとつのこってた!」なんて子どもが言い出して、困った経験はありませんか?子どもはやりたいことや好きなことを優先してしまうので、物事の【優先順位】をつけるにはまだまだ大人のサポートが必要です。
今回は大人でも苦手という方がけっこう多い【優先順位】のつけ方についてお話してみたいと思います。
目次
【優先順位】をつけられないのはナゼ?
冒頭でもお伝えしたとおり、子どもは遊びや好きなことを優先してしまいます。なので優先順位をつけてめんどくさい日々のタスクや困難な宿題をこなしていくのはむずかしいもの。
大人でも優先順位をつけて取りくんでいたつもりなのに気がついたら時間が足りなくなっていた、なんてこともあるのではないでしょうか。
優先順位をつけられない人は、第一にやらなければならないことを決められない、第二に全体像がみえていないということが言えます。どちらも子どもが一人で判断するのはむずかしいので、大人がそばでサポートして優先順位を決めていくことが必要です。
【優先順位】は見える化してわかりやすく!
まずは身近なことから。忙しい朝の準備や放課後のすごし方について優先順位をつけて決めておきましょう。持ち物忘れが減りますし、寝る時間になってやり残したことが見つかったりといったこともなくなります。
”やらなければならないこと”と”やりたいこと”を分けて考える必要があるので色分けした付箋等を使うのがおすすめ。付箋なら優先順位が途中で変わっても貼りなおせますし、終わったらはがすことが出来るので、どんどんタスクをこなせているというのが目に見え、モチベーションがアップします。
書き出す際には横について「どれがやらなければならないことなのか」と問いかけながら行いましょう。まだ字が書けない小さい子ならかわりに書いてあげたり、わかりやすいようにイラストにしたりという工夫も役立つと思います。
イラスト案、いいね〜!!
子どもに描いてもらうのもいいかも?
朝の準備はルーティーンが決まっていて、やることが毎日大きく変わることがないはずなので、あらかじめマグネットシートにやることを書き出しておくのもおすすめです。終わったらシートをひっくり返すと決めておけば見た目にもわかりやすいですし、両面使えるマグネットシートなら裏側に「できたね!」「がんばったね!」等ポジティブなメッセージや好きなキャラクターのスマイルシールで励ますこともできますね。
オンライン硬筆の授業で心も整えよう
今回は【優先順位】のつけ方について大人が出来るサポートを中心にお話してみました。
書道教室に子どもを通わせている保護者の方は字がきれいにかけるようになることに加えて、姿勢よく座ることや静かに気持ちを落ちつけて机に向かうことができるようになることを望まれていることが多いです。
オンライン硬筆の授業でもえんぴつの持ちかたや紙との距離、鉛筆や道具を大切に扱うことも指導しています。
身の回りの物が散らかっていたり、今現在どれぐらいやることがあるのかが把握できていないと、優先順位を正しく迅速につけることはできません。
オンライン硬筆の授業で心を落ちつける時間を持つことは、きれいな字を書けるようになることだけでなく身につくことがたくさんあると思います。