【その手本大丈夫?】手本は活字より手書きがおすすめ!その理由5
私たちは、毎日の生活の中で、文字と一緒に暮らしています。たとえば電車に乗るときに、文字が存在しなかったら、駅名標やサインシステムを見ても、目的地にたどり着くことが難しくなるでしょう。その、普段見ている文字と言ったら活字がほとんど。せっかくきれいな字を書きたいという興味を持っても、ちまたにあふれる活字を見本にしてしまうケースの多いこと。しかし活字というのは、きれいな文字を※手書きする時のお手本としては、残念ながら適切ではないのです。
目次
①活字のキレイと手書きのキレイは「別物」
- 活字は「商品(書体)」の一種
- 手書きの文字は「言葉」そのもの
そもそも活字は印刷業の発展により誕生しました。手書きより大量に生産することができ、印刷物などで見るときに見やすいようにデザイナーが作り出した「商品」の一つ。活字の横棒は水平で、複数の横棒があるときは長さの強弱はあまりない。縦棒もピシッと垂直になり、その見た目はとても機械的。さらに四角い正方形の中に納まるように作られているので、自然な手の動きによって書かれる線でできているわけではないのです。よって、手書きによる美しい字とは、まったく異なるものになります。
一方で手書きの文字はその真逆。実際に人間が書いた字には、その手の動きがダイレクトに反映されています。筆順もしかり。正しい筆順で書かれているからこそ現れる「線の流れ」や「打ち込み」があり、それを知って目にすることで「だからこの線になるんだ!」という、深いところまで踏み込んで美文字を理解することができます。また、手書きは自分だけの「オリジナルフォント」=個性とも言えます。人の手で書かれた文字に、温かみや人間味を感じるのはこれが理由かもしれませんね。
パソコンやメールでのコミュニケーションが主流になったとはいえ、手書きが必要な機会はまだたくさんあります。
先日市役所に行きました。市役所の方はPCを使っていましたが
利用者の私は、手続きのすべてが手書きでした。
丁寧に書かれた美しい字は、相手に好印象を与えることができるあなたの魅力の一部です。「こちらの用紙をご記入ください」と言われたとき、焦ることなくサッときれいな字が書けますか?デジタル社会を生きる子どもたちに、自信を持って字が書ける大人になってほしいですよね!
②子ども用の手本選びはココを見よ!チェックポイント5
子どもと一緒にいざ「文字の練習を始めよう!」と思っても、目的もなく、ただだらだらと字をたくさん書くだけでは非効率。美文字を目指したい方はぜひ、手本を使って練習してみましょう。
「学ぶ」の語源は「まねる」です。
「まねる」は学習の基本!
じつは手本探しの段階から字の練習は既に始まっており、参考とするお手本から影響は計り知れないものがあります。お子さんにおすすめのお手本(または字の練習帳)の選び方として、チェックポイントを5つにまとめました。ぜひお子さんに合ったお手本(時の練習帳)を見つけてあげてくださいね。
チェックポイント
- 手本が「手書き」←絶対
- 字がハッキリ大きく見やすい
- 鉛筆を動かすルートが記載されている
- 線の長さ、止め、はね、払いなど細やかな解説があること
- 書き順(筆順)が記載されていること
以上の5つです。覚えておいてくださいね!
③オンライン硬筆レッツオーの手本に対するこだわり
オンライン硬筆のレッツ・オーなら
- 手本はすべて書道師範の肉筆(手書き文字)
- 画面いっぱいに大きく手本を投影
- 先生の鉛筆の先までハッキリ見える
- 動かし方+力を加える所(抜くところ)+スピード感がよく分かる
- 動画なので書き順のおさらいができる
オンライン硬筆のレッツオーのけいこは、画面越しとはいえ実際の書道教室で行うけいこと同様。まずは、先生が書くのを見るインプット→今度は真似して自分で書いてみるアウトプット。これをを繰り返すから、無駄のない反復練習が可能です。少人数制だから大型のお教室と違ってコミュニケーションも取りやすく、子どもたちから「せんせ~~いまのもう一回書いて~~!」が飛び交うなごやかな雰囲気が日常です。
説明しながら書いたり、うまくいかないときはやさしく励ましたり。
そんな手本に私はなりたい。
オンライン硬筆の場合は「先生の思い」が
「手本そのもの」なんだね!
先生が著名だから、大きな出版社(や書道団体)だから、といった理由で手本を決めてしまうと、愛着もわきにくいもの。「好き」による推進力は何ものにも代えがたい。自分の目で見て納得できる手本を選びましょう。心ときめく手本に出会えたら、字の練習はさらに楽しくなると思いますよ!
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