【教育格差】オンライン教育で変わる?今子どもに何が必要?
統計的にお金持ちの子どもは賢くなる、だとか母親が大卒だと子どもも大学まで卒業する可能性が高くなる、なんて嘘か真実かわからない話を聞きますが経済的余裕や居住地によって教育格差が生まれてしまうのは事実。
ではコロナ渦でオンライン教育が急速に発展する過渡期の現在、教育格差は埋まっていくのでしょうか?
そして今子どもに必要なのはどういった教育なのか、今回は目の前のことだけでなく少し先を見て考えてみました。
目次
おうち学習の工夫
コロナ渦で社会も家庭も教育現場も変わることを余儀なくさせられました。
授業が受けられない子どもたちに対して素早く対応してくれた学校もあれば、公立校は比較的オンライン授業の導入が遅く宿題を出すだけだったりとかなり格差がありました。
学校任せにはできないと民間のタブレット通信教育を取り入れたり、ドワンゴが運営するN高に転校するという大きな決断をしたご家庭もあったようです。
小学生の子どもは特に生活ペースを自分で守って勉強することが難しいので在宅勤務中に子どもと並んで時間を決めて仕事をしたりと、工夫や声掛けが必要だったと聞きました。
もちろん生徒が集まって学校生活をおくること自体に授業以外の意義もあると思います。しかし今までも不登校だったり、学校という枠にあてはまることが苦痛だった人もオンライン教育であれば自分の強みを伸ばし高等な教育を受けることが出来るようになって来るでしょう。
そういう意味ではおうち学習こそ教育格差を埋める鍵になってきそうですね。
これからの学び場
日本の教育も変化していますが考える力やそれを相手に伝える経験やスキルを伸ばすというよりも暗記が多い詰込み型教育といわれているもの。
知識量は増えるでしょうが今社会に出たときに求められている人物像とは少し違うように思えます。
例えば校舎を持たない大学でありながら世界最難関とまで言われるミネルバ大学。オンライン授業ですが生徒数は一度に19人以下、先生の授業を聞くのではなくディスカッション形式の完全アクティブラーニング。
専攻を決める前に個人技能である「批判的思考」と「創造的思考」、対人技能である「プレゼンテーション能力」と「コミュニケーション能力」を養うそうです。
理系か文系か?学部をどこにするか?で選ぶ日本の一般的な大学進学のイメージとはずいぶん違いますよね。
世界の教育熱心な親たちにはまだまだ全寮制の名門校が根強い人気の一方、こういったオンライン教育のみの学校も注目されています。
オンライン教育の質が格段にあがってきていることを感じますね。
ミネルバ大学が良い・悪いという話ではないのですが、日本で教育を受けて高校生になったとき、進学先としてミネルバ大学のようなところを視野に入れられる子がどれぐらい育つでしょうか。
オンライン教育の手始めに
学校に行けば当たり前に隣の席の子どもも勉強しているという環境からガラッと変わって、家にいなければならない時間が増えた子どもたち。子どもと一緒に漢字検定の級取得を目指して勉強したり、親が学習する姿勢を見せることで学校に頼り切らないことが教育格差から抜け出すポイントではないでしょうか。
もちろん仕事や家事をこなしながらずっと子どもの勉強に付き合うことは難しく、親の負担が大きすぎるのでオンライン教育を利用するのがこれからのスタンダードになってくると思います。
これからの教育になくてはならなものとして確立されてきたオンライン授業やタブレット学習。小学生以下の子どもには手始めにオンライン硬筆の授業がおすすめです。
字を書くという身近でありながら奥深い硬筆の授業は気負わず始められるオンライン教育のひとつ。
一授業4人以下の超少人数制で先生としっかりコミュニケーションをとりながら自らの手を動かして創造していくので手持無沙汰にならず楽しく参加することができますよ。